歯周疾患(歯周病)は、加齢とともに歯を失う原因の多くを占めますが、その進行は若い頃からの日常生活と密接にかかわり、いわゆる「生活習慣病」の代表格とされています。
歯周疾患の初期は、歯肉から血が出るなど表面的な変化から始まりますが、進行すると口臭が生じるだけでなく、痛みや腫れを繰り返し、歯の周囲の骨まで破壊され、連鎖的に歯と嚙み合わせを崩壊させることにつながります。つまり、初期は自身では気が付きにくい反面、腫れや痛みが出た時にはかなり進行している場合が多いと言えます。
また昨今は、糖尿病をはじめとした全身疾患との関連についても明らかにされつつあります。
これらを背景に、数年前より30歳から70歳の節目を迎える市民の皆さんを対象に、歯周疾患のスクリーニング検査(ふるい分け/気付き)を目的とした検診助成事業が行われています。
対象者には、市役所健康増進課より受診の勧めが郵送されます。費用は510円、受付医療機関は、龍ヶ崎市歯科医師会所属の歯科医療機関です。自覚症状の有る無しにかかわらず、この機会にご活用下さいます様ご案内申し上げます。