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災害時の誤嚥性肺炎を防ぐ高齢者の体づくり:食べられる口/飲み込める喉

災害時の誤嚥性肺炎を防ぐ高齢者の体づくり:食べられる口/飲み込める喉

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平成27年9月に常総市で起きた鬼怒川氾濫による大規模水害は記憶に新しいところですが、当市に於いても昭和56年をはじめ幾度となく小貝川の氾濫に見舞われています。また、茨城県南地方は、太平洋プレートと大陸プレートが合致する地震多発地帯としても知られています。

茨城県では医師会/歯科医師会/薬剤師会/看護師会の職域四師会が協力して災害時の対応に当たる協定が結ばれておりますが、この度、阪神淡路大震災を機に災害時の口腔保健の重要性について実証されている神戸常磐大学の足立了平 教授が来県され知見を示されました。

茨城県歯科医師会主催 災害研修会

日時  平成28年8月11日(木)10時~12時

場所  茨城県歯科医師会館(水戸)

講師  神戸常磐大学 口腔保健学科 教授 足立了平 先生(口腔外科医)

演題  大規模災害時の口腔保健の重要性と医科歯科福祉連携

要旨

平成7年の阪神淡路大震災や平成23年の東日本大震災をはじめとする大災害時の教訓から、「災害関連死(Rreventable Disaster Death 救えた可能性のある死)」を減少させる事が大きな課題の一つであるとクローズアップされています。これら関連死の死因は、①肺炎、②心筋梗塞、③脳血管障害と続き、60歳以上の高齢者が9割を占めています。特に避難所生活では、大きなストレス、常用薬の不備、脱水、動かない生活、低栄養(噛めない、飲み込めない)などの要因が重なる点が指摘されています。①肺炎については、これらのマイナス要因に口腔ケアの不備(細菌数の増加)が加わり、特に誤嚥性肺炎が多いと言われています。

対策として、避難所の環境改善、要支援者の移送、食事服薬管理、水道設備の復旧とともに「高齢者の歯と義歯の清掃」が大切です。

予備力の低下した高齢者の口腔管理を適切に行う事により、発熱をはじめ肺炎による死亡率が減少するデータが示されている昨今、「水がもったいないから歯を磨かない/一日中、義歯を装着したままの生活」なんてあってはなりません。福祉医療と行政の連携による活動が一層求められています。

そして、平時から口腔の衛生管理に努め「食べられる口/飲み込める口」を維持しておく事は、「災害に強い体づくり」に繋がる事を再認識しました。

 

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